writtenBy : otm → たかっち

未確認や未承認は、重大な事故に繋がる恐れがあります。必ず最後までお読みください。



慣らし運転・暖機運転・定期チェック





慣らし運転や暖気運転について、
一体どれだけの人がその重要性や必要性に気付いているでしょうか?

特に、分解を行い運動部品を交換したエンジンには
慣らし運転やチェックが非常に重要です。



「何故、慣らしは重要か?」


私が判る範囲で簡単に説明しますと
新しい部品や、違う部品の組み込み時には
目で見える物から見えない物まで、様々なレベルの凹凸で「片あたり」しています。

目に見えない細かな凹凸で部品同士の表面が擦れ合えば
当然、摩擦が起こります。
摩擦ではエンジンの発生した力が奪われ、パワーも落ちます。
また、摩擦が継続されると磨耗も促進され
部品の寿命も、必要以上に減ってしまいます。


しかし、適切な慣らしを行えば
暫くすると、摩擦の元である凹凸も適度な大きさになり
今度は、潤滑油の溜まり場となって
スムーズに稼動するようになってきます。

折角の新品でも、慣らしを行わず全開走行ばかりだと
小さな凹凸が適切に形成される前に、激しい摩擦で消耗し過ぎてしまい
短寿命化に繋がります。



それは暖機運転についても同じです。

エンジンが冷えきっているスタート時は
潤滑の要であるオイル分が、部品表面の凹凸にほとんどなく
オイルがエンジンに行き届かず、カラカラに乾いたと言える状態です。

エンジンをかけてから最初の数十秒〜数分間は、「ドライスタート」と呼ばれているほどです。


実はこの時が、一番エンジンを消耗します。
ですから、エンジンを組み上げた時にこそ特に念入りに
オイルを塗り、暖機を行い、慣らしをするのです。

もちろん、これは通常の使用時でも同じです。
毎日のちょっとした気遣いこそが
より良く長く安全に、愛車と元気で楽しく過ごせる方法なのです。


バイクは全般的に
4輪と比べると、ネジの緩みや部品の消耗が早い傾向にあります。
その理由や原因は様々ですが、全体が消耗品と言っても過言ではありません。

例え、ノーマル車輛と云えど
各部の定期的な点検と増し締めこそが必要、且つ重要なのです。



ここまで読み進めて、不安なそこのあなた!
耳を澄ましてエンジンの音でも聞いてみましょう。

いつもよりほんの少し気をつけて
愛車のエンジン音に耳を傾けるだけで
何かの変化に気がつくかも知れませんよ?







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修正・加筆 : otm → たれ。











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